マルチシグアカウント

マルチシグ アカウント はアクション/転送を実行するために追加の署名を必要とします。

連署者

NEM アカウントマルチシグに変換する ことができます。マルチシグの連署者 - 他のアカウント - はこのアカウントのマネージャとなります。

この瞬間からマルチシグアカウントはそれ自信からトランザクションをアナウンスできなくなります。連署者のうち 1 人がマルチシグに関係した アグリゲートトランザクション でラップしたトランザクションを提案する必要があります。

このトランザクションをブロックに記録するには、他の連署者の同意が必要です。

最小承認数と削除数

常にすべての連署者にマルチシグに関係するトランザクションへの連署をさせる必要はありません。NEM は連署者の同意の最小数の設定が可能です。大抵のニーズに合わせてこれらのプロパティを 編集 することができます。

NEM における現在のマルチシグ実装は 「M-of-N」 です。これは M が N 以下の数字を取り得ることを意味します。例えば 1-of-4, 2-of-2, 4-of-9, 9-of-10 などです。

同様に、連署者は定義された状態を満たす場合に マルチシグへの参加に他のアカウントを招待 または 参加者に除名の提案 をすることができます。

注釈

マルチシグアカウントは強力なツールですが、このツールの使用には慎重になってください。連署者がキーを紛失し、最小数の承認が得られなくなった場合、マルチシグアカウントの保有する資産へのアクセスが永久に不可能になります。この状況を回避するには 最小限の除去 パラメータをよく考えて設定してください。

制約

  • マルチシグアカウントは 10 連署者までを設定可能です。
  • アカウントは 5 マルチシグアカウントまでの連署者として設定可能です。
  • マルチシグアカウントは 3 階層まで、他のマルチシグアカウントを連署者にすることができます。マルチレベルマルチシグアカウントはマルチシグトランザクションに 「AND/OR」 ロジックを追加します。
  • Multisig modification transactionsアグリゲートトランザクション でラップされる必要があります。マルチシグに追加される新しい連署者はアグリゲートに署名することでオプトインしなければなりません。

マルチシグアカウントには幅広い便利なアプリケーションがあります。一般的な使用例のいくつかを見てみましょう。

共有アカウント

いくつかの家族は地元の切手収集家共同体のメンバーであり、切手を購入するために共有アカウントを使用しています。

購入するべき古い切手と適切な価格のすべてに合意するために、彼らはマルチシグアカウントを使用します。この方法では、正当なトランザクションとしてブロックチェーンに取り込まれる前に、共同体の全員がトランザクションに同意することが必要です。

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M-of-N マルチシグアカウント

複数要素認証

Alice は彼女の資産が決して損なわれないようにしたいと考えています。したがって、彼女は彼女の資産でマルチシグアカウントを設定し、マルチシグアカウントを制御するために2要素認証の形態として、2つのアカウント(署名者アカウント)を設定しました。

彼女の署名者アカウントは両方ともトランザクションを承認する必要があり、この署名者アカウントは異なるパスワードを持つ、異なるコンピュータに配置されます。これは悪意のあるハッカーやウィルスが自分のアカウントのうち1つを侵害したとしても、彼女の資金はまだ安全に保たれます。

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マルチシグアカウントを使用した複数要素認証

アセットの所有権

マルチシグアカウントを使用して資産の所有権を表すことができます。

企業は製品ごとに 1-of-1 マルチシグアカウントを作成し、連署者として自分自身を追加します。会社が Alice へ製品を販売するとき、彼女が署名者として追加されることで所有者となり、同じ取引の中で会社の所有権が取り除かれます。

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アカウントの譲渡

製造業とサプライチェーン

これは製造者が医薬製品を発送する事例です。

この製品は、ブロックチェーン記録が示す製造日時、安全検査、正しい温度で出荷されたかを示したときだけに、品質認可 モザイク を受取ります。

出荷コンテナ内のセンサーが温度を5分ごとにレポートし、日次レポートとしてまとめます。

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製造業とサプライチェーン

不正検知

この例では、高いセキュリティアカウントの扱いをいかに簡単にできるかを紹介します。

トランザクションはハードウェアウォレットまたは電話と不正検知 AI によってのみ承認されます。MLMA はプロトコルレベルで様々なセキュリティ設定に適用でき、ビジネスを維持して顧客をハッキングから守ります。

../_images/mlma-fraud-detection.png

不正検知

ガイド

スキーマ

注釈

設定パラメータは 編集可能 です。公開ネットワークでは異なる可能性があります。

ModifyMultisigTransaction

マルチシグアカウント変更トランザクションのアナウンス:

  1. マルチシグアカウントへの変換
  2. マルチシグアカウントの設定可能なプロパティを変更
  3. マルチシグアカウントから連署者の追加または削除

Version: 0x01

エンティティタイプ: 0x4155

インライン

プロパティ タイプ 説明
minRemovalDelta int8 連署者を削除するために必要な署名の数。既存のマルチアカウントを変更している場合、最低限の連署者の相対的な変化を示します。
minApprovalDelta int8 トランザクションを承認するために必要な署名の数。既存のマルチアカウントを変更している場合、最低限の連署者の相対的な変化を示します。
modificationsCount uint8 変更の数
modification array(CosignatoryModification, modificationsCount) 追加または削除する連署者 アカウント の配列。

CosignatoryModification

プロパティ タイプ 説明
modificationType CosignatoryModificationType 連署者変更タイプ
cosignatoryPublicKey 32 bytes (binary) 連署者の公開鍵

CosignatoryModificationType

Enumeration: uint8

Id 説明
0 連署者を追加
1 連署者を削除